メロディSea1周年を迎えました。
昨年の春の花見からあっという間に、今年の桜、藤、
ハナミズキ、牡丹・・・
五月になっていました。
写真は地域のケアマネジャーさんから頂きました立派な武者飾りです。
ご利用者さんからも好評でした。
絶滅危惧種の鯉のぼりも見に出かけました。
Seaの中では自分の夢を書いていただいたうろこを身にまとった
鯉のぼりです。自分の目標ややりたいことを見失いやすい
ご利用者に自分の思いを書いてもらいました。
さて昨今ADLの評価でBirthel Indexという評価方法が取り沙汰
されています。自分の身の回りのことができるかの能力評価で
自立を計ろうというものです。
例えばパジャマを自分で着ることができたから自立と判定します。
それではその方は今後ずっとパジャマを着て寝て過ごせば
いいのでしょうか?
では今の生活を考えて必要な服を選択し、自分で着られるかを
評価すればいいのでしょうか?
今後の生活を考えて勝負服を着ることができるか、
明日の予定に合わせた服装を天気予報も気にしながら選択することが
できるか評価をするのかとではまったく意味合いが違ってくるのです。
自立をすることは自分のことをするだけではなく、責任をもって
自分の人生を生き抜き、さらに地域生活を送る力を持つことが
本来必要だと思うのです。
評価者によっても利用者の生活の質が変わってしまうように
感じています。ご利用者さんの家には車が1台買えるほどの着物が
あることがあります。そのご利用者の思いや家族関係なども含めて考え、
再び着ることができるようになったら、その意味はただ単なる
更衣動作というものではなく、人生レベルの変化にもなっていくのだと
思います。
そしてデイサービスの中でそんな着物を着る機会を作ることが
中身を深めていくことだと思っています。
【デイサービスメロディ・榊原】